Buffalo Wing
先日 Niagara Falls に行きましたが、BWI から Buffalo, NY に飛んで、陸路カナダに入るというルートを選択しました。このとき、BUF の空港内のとあるレストランで The Best Buffalo Wing in the World という看板を見たような気がしました(たぶん気のせいだと思いますが)。
Niagara から帰って早速調べてみたら、Buffalo Wing の Buffalo とはこの NY 州の Buffalo のことを指していることを知りました。
昔から甘辛いソースをからめたフライドチキンのことを Buffalo Wing と呼ぶことは知っていましたし、ビールのお供に注文することも珍しくありませんでした。しかし何でこれが Buffalo なのかということについては、漠然と動物の buffalo に関係するのだろうと勝手に思い込んでいました。それにしてもバッファローの羽とは面白いことを言うものだと思っていました。
以下に Wikipedia を抄訳します。
Buffalo wing とは、チキンの手羽先(単に wings または "flats"と呼ばれる)および手羽元を揚げ、ソースをからめたものである。Traditional Buffalo スタイルの chicke wing ソースは、酢ベースのカイエンペッパーホットソースと、マーガリンまたはバターの2つの材料からなる。Buffalo wing はパン粉とソースで仕上げられることもあるが、これは正当な "Buffalo" スタイルではないとされる場合もある。
Buffalo wing の名称は、これが生まれた NY 州 Buffalo 市に由来する。Buffalo のジモティはこの料理のことを Buffalo wing とは呼ばず、単に wing とか chicken wing と呼ぶ。
Buffalo の名称は、現在では wing のみならず、chicken finger、chicken nuggets、popcorn chicken など、Buffalo スタイルのソースで調味したものであれば広い範囲に用いらている。[調理法]
ソースはカイエンペッパーホットソースとバターまたはマーガリンで作る。Buffalo wing ソースは、材料の配合比を変えて mild、midium、hot など様々な辛さに作られる。
Wing はソースを添えるだけで、からめずに供されることもある。Buffalo wing は伝統的にはセロリスティックとブルーチーズドレッシングを添えて供されるが、ニンジンスティックに ranch ドレッシングを添える場合もある。[歴史]
4つの説がある。
1つめの説は、Buffalo wing は 1964 年 10 月 3 日に、1047 Main St, Buffalo, NY にある Anchor Bar で、Anchor Bar の協同経営者である Teressa Bellisimo がその夫の Frank と協同して作ったというものである。彼らの息子である Dominic が数人のカレッジの友人を連れて夜遅く突然帰って来たときに、Teressa は彼らにスピーディで簡単なスナックを供する必要に迫られ、これが通常なら捨てられるかスープストック用であった手羽を揚げ、カイエンソースにからめるというアイデアになったというものである。
2つ目の説は、この Dominic が 1980 年に The New Yorker の記者 Calvin Trillin に語ったもので、「それは金曜日の夜のバーでのこと。客が余りにも沢山の飲み物を買うので、Catholic の客が夜中、もう一度何か肉を食べられるようにできないかと思ってのことだった」というもの。そしてチキンウイングを思いついたのは彼の母の Teressa だったということである。
3つめの説は、バーのスパゲティのソースを作ろうとして、背中と首を用いるところ、間違えて手羽を用いてしまったというものである。この事態に直面して Frank Bellisimo が Teressa に、これを何とかしてくれ、と頼んだことに由来するというものである。
4つめの説は、Bellisimo や Anchor Bar に関係しないものである。New Yorker の記者 Calvin Trillin が、John Young という男が "mambo sauce" なるものを chicken wing にかけることを思いついたと言う記事を 1980 年に書いている。これが 1960 年代に Buffalo にある彼のレストランの名物となり、Young は John Young's Wings 'n Things という商標を登録したというものである。Buffalo wings は、Philadelphia's Wing Bowl や、National Buffalo Wing Festival などのような competitive eating events でも用いられる。
[種類]
Buffalo で供される wing は、ほぼ全てパン粉を用いないもので、全国チェーンのうちのいくつかはパン粉のあり・なしを選べるようになっている。パン粉を使うと、パン粉がホットソースをより吸収し、味付けが均一になり、食べやすくなる。
Cajun や Carribean stile jerk spice などといった、他のスタイルのソースやホットスパイスと共に供するレストランもある。"From the pit" または単に "pit" というバリエーションもある。これらは、手羽を揚げ、バーベキューソースをからませた後、グリルに乗せて軽く焦がして供する。バーベキューソースにはホットソースを混ぜることもあるが、必ずしも必要ではない。
レモンガーリックや Greek wing は、スパイシーでないバージョンで、パン粉を用いるのが通常である。レストランによっては、パン粉をまぶした後、ソースではなく様々な辛さのスパイスミックスをまぶして調味するところもある。
New England のバージョンでは、パン粉はつけたりつけなかったりであるが、スパイスもソースもまぶさず、さらにそれらを共に供することもない。これはメニュー上では、Wingdings と表示される(異論があるようである)。
とまあざっとこんなところでしょうか。出張ベースで時々アメリカに来ていた時分は、ハンバーガーほどではないにせよ、しょーもないジャンクフードだと思っていました。実際、RFK 球場で食べた Buffalo wing は、とにかく辛く、酸味も奥行のない、典型的なジャンクでした(おかげでビールは旨かったかも)。ところが最近、店によっては結構評価に値する Buffalo wing が存在することが分かって楽しくなって来たところです。
ウチの近くに "Buffalo Chicken and Beer" というビール好きにはパラダイスのような店があります。ソースは mild、medium、hot と来て、その上に xhot、xxhot、nerve damage と計6段階が選べます。その他、cajun など風味の違いで数種類。昔の激辛カレーではないので、辛さにチャレンジするつもりは毛頭ありません。味が分かるほどの辛さにしようということで、medium をチョイス。これにクラフトビールではなく、もっともつまらないビールと言えるバドライトを合わせると、アメリカを満喫できます。
これも悪くないと思います。
さて上に Philadelphia's Wing Bowl という競技会があると書きました。ちょっと調べてみたら毎年 Super Bowl の前日の金曜日に Philly で開催されている Buffalo wing の大食い大会でした。どんな感じで運営されているのかと思ったら、今年 2008 年の第 16 回大会は、2/1 に開催されたようですが、優勝者は 241 本の wing を食べた Joey Chestnut でした。この名前、見覚えあると思ったら、毎年 Independense Day に Coney Island, NY で行われる Nathan's Hot Dog Eating Contest で、昨年小林青年を破って王座につき、今年も小林青年を振り切った defending champion じゃあありませんか。いったいこいつは・・・
| 固定リンク

